こんにちは、しゃくしゃく。

最近、デッキを作るたびに候補にあがる《沼のチンピラ/Bog Hoodlums(LRW)》様。

このリストアップ率の高さは往年の《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte(BOK)》や《頭蓋骨絞め/Skullclamp(DST)》を思い出させます。

あくまで個人的ですけどね。

このカードとの出会いは、

ローウィンプレリまでさかのぼる。

貰ったパックに言うまでもなくコイツはいた。

テキストを読んだ瞬間、アンブロッカブルだと思った。きっと多くの人間が思ったに違いない。

しかし、そこは日本語のカードなので一瞬で気づく。

よく見ると、ブロックに参加できないということだったと。

そして役に立たないカードの山に速攻送りである。



その後、ネット上ではあまりの弱さに議論が生まれ、ドラフト15手目の最優秀候補となった。

実際にドラフトしていると15手目にチンピラ様が来るのも少なくない。

むしろそれが当然の流れだという雰囲気さえ生まれつつあった。

そんな中、ネタでチンピラカットと叫んでいた俺がいた。

このときすでにチンピラ様のカリスマ性に惹かれていたのである。言うならば、アムラー、テルマーに続く、チンピラーである。

そうして僕は念願のチンピラーになった。

ドラフトにおける新たな戦略であるタッチンピラ、チンピラマネキンなど世にネタを送り続けた。

そんなチンピラ様だが、使うとあまりにも弱い。

このカードの弱さは、

《アメーバの変わり身/Amoeboid Changeling(LRW)》
《セラのスフィンクス/Serra Sphinx(PLC)》
《鏡の精体/Mirror Entity(LRW)》
《さまようもの/Wandering Ones(CHK)》
《従者/Squire(TSP)》

などと比にならない。

まず、マナコストが高すぎる。

重たすぎて、出せるまでかなり時間がかかる。

それに出しても大概、チンピラだけしかプレイできないのでテンポ面でも相当厳しい。

このテンポという観点で見れば、《アメーバの変わり身/Amoeboid Changeling(LRW)》や《さまようもの/Wandering Ones(CHK)》などはかなり優れている。余ったマナでプレイしやすいのはかなりの利点である。

次に単純なカードパワーである。

《セラのスフィンクス/Serra Sphinx(PLC)》や《鏡の精体/Mirror Entity(LRW)》はリミテッドではトップクラスの強さを誇る。一方、チンピラ様はリミテッドでも弱すぎる。そう、あまりにも制圧力が無さ過ぎる。

もちろんチンピラーである以上、いろいろ試行錯誤するが、大概この2つの欠点がネックになるのである。

ゴブリン→重いのに制圧力不足
戦士→カメコロと天地の差。ただ居場所としては戦士デッキが一番都合が良い。
激突→激突発生まで時間が掛かりすぎる。

上記のメリットと考えられる能力も悲しいくらい噛み合っていない。

ウィザーズ社もよくここまで噛み合わない組み合わせにしたもんだ。

でも、走っているイラストだけは案外、知られていないもんだ。

僕はこの夏、チンピラーと過ごす。

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