対オーストラリア戦解説。

こんにちは、しゃくしゃく。生きている心地がしません。

そんなわけでブラジル対クロアチアはブラジルの辛勝。できればあと、3点ぐらい叩き込んでいただいたほうがよかったんですが。

で、前回書けなかった対オーストラリア戦の個人的解説。

敗因、最大の理由。それはヒディング監督の手腕。

交代した選手が誰であってもいいわけです。

大切なのはポジション取りです。

テレビで見る限りでは隠れていてわからない、そんな場所が存在します。

日本がせめているときの日本守備陣と相手のFW陣。

日本が攻めているときに日本の最終ラインが画面にはいらなくなったのは後半。前半はきっちり見えました。ってかビドゥカしかいなかったのでコントロールしやすかった。それが一人、また一人と増えていくうちに3バックが釘で打ち込まれたかのように広がり、ラインを上げることもできなくなり、その結果、ボランチと中村の隙間が広がってしまった。そのため、守備陣の走る距離が多くなり、その分の消費量が悪夢の9分だったわけです。

日本の悪いパターンのひとつである、攻撃陣と守備陣の隙間が広がるとき。これがコンパクトになると対ドイツでみせたようなゲームが可能になります。しかし、広がると左右のサイド攻撃が遅くなり、パスコースも減って、最終的にはFW頼みになってしまいます。日本のFWにはちょっと厳しいです。これができたら海外でレギュラーですよ。

最悪なのは、守備陣のもろい部分がバレてしまったことです。今まで、相手にこんなことをされたことが無かったジーコジャパンでした。それをきっちりと突いてきたヒディング監督の手腕は半端ではないです。

で、よく言われる、小野の交代がよくわからないというのは、空いたスペースを埋めるため。守りきるための交代でした。ただ選手たちは追加点が欲しかったのが事実。サポーターも大黒を入れるべきだったと思うのは仕方ない。ジーコにとってみれば大黒の投入を早めることは自殺行為にも見えたのでしょう。疲れている守備陣の崩壊を恐れていたと思います。失うものが無いオーストラリアは前のめりになる勢いを目測を誤ったのも事実。このような拮抗したゲームでは監督の手腕が如実に出ます。

あと、サントスと駒野は守備に関して言えばほぼ及第点レベル。攻めに関しては厳しいけど過去最悪クラス。

クロアチア戦はこの点が直っていれば勝ち目は十分あります。

じゃ、また。