こんにちは、しゃくしゃく。昨日の日記に続いて今日もステロイドについて考察していきたいと思います。

今日はミラーマッチについて考察します。

一般的にミラーマッチは引きとプレイングの世界ですが、そこをデッキ構築の時点で有利にすることで他人よりアドヴァンテージを獲得します。

ミラーマッチにおける最大のポイントはいかにカードアドヴァンテージを得るかです。チャンプブロックなんてしてたら勝てるわけがありません。かといってドロー操作を入れるなんてほぼ不可能に近いです。青を足せばいいじゃんとか考えるのもありなんですが、今回は純正赤緑ステロに語ります。

では、いかにアドヴァンテージを獲得するかですが、繰り返し使えるリソースこそアドヴァンテージそのものです。《渋面の溶岩使い/Grim Lavamancer(TOR)》とか《呪われた巻物/Cursed Scroll(TE)》が有名ですね。余ったリソースを効率よく使うという点では《ウルザの激怒/Urza’s Rage(IN)》もその仲間に当たります。どうしても腐りがちな土地が12枚揃うと凶器に変わるなんてすばらしいです。

その繰り返し使えるリソースとは《香杉の源獣/Genju of the Cedars(BOK)》や《尖塔の源獣/Genju of the Spires(BOK)》、《グルールのギルド魔道士/Gruul Guildmage(GPT)》、《山伏の長、熊野/Kumano, Master Yamabushi(CHK)》なんかがそれに当たります。おまけで《霊光の略奪者/Ghost-Lit Raider(SOK)》w

まず源獣ですが、ステロで一番腐りやすいのは土地。それを無駄なく使えるのは非常にありがたい。ただ難点としてテンポを失いやすいのがデメリットです。そのデメリット以上に価値があると私は思います。

次に《グルールのギルド魔道士/Gruul Guildmage(GPT)》ですが、能力自体がテンポ的に噛み合わないので敬遠されがちですが、相手を燃やす能力は強力です。またミラーで重要なサイズアップもしてくれます。数少ない2マナ圏を埋めてくれます。後半に引いても価値は高い1枚です。

残りはまぁ候補になるものの《山伏の長、熊野/Kumano, Master Yamabushi(CHK)》は如何せん重すぎます。ダメージの点でも《グルールのギルド魔道士/Gruul Guildmage(GPT)》と同じです。《霊光の略奪者/Ghost-Lit Raider(SOK)》はサイド候補として見いだすことは可能です。繰り返し使える除去は強力ですから。それにいざとなったら《炎樹族のシャーマン/Burning-Tree Shaman(GPT)》を燃やせますから。

あとは発掘という能力も価値があります。使えそうなのは《腐れ蔦の外套/Moldervine Cloak(RAV)》や《ゴルガリの墓トロール/Golgari Grave-Troll(RAV)》なんかがそれに該当します。

《炎樹族のシャーマン/Burning-Tree Shaman(GPT)》は本当に必要なのか?実はサイズ的にさほど大きくなく1枚で脅威になるとは言えず、しかも《喧騒の貧霊/Rumbling Slum(GPT)》の前ではチャンプブロッカー要員。《ロクソドンの教主/Loxodon Hierarch(RAV)》や《木彫りの女人像/Carven Caryatid(RAV)》を突破できないのは致命的です。

《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte(BOK)》ゲーになるのでは?なりますね。確定でなります。即割りしないとアドヴァンテージに差が生まれてしまいます。割ることも大事だし使うことも大事。テンポ悪いんであまり使いたくないのが本音なんですけど。

で、今日はデッキリストをあげちゃいます。

クリーチャー(20)
4《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves(9ED)》
4《密林の猿人/Kird Ape(9ED)》
4《グルールのギルド魔道士/Gruul Guildmage(GPT)》
4《喧騒の貧霊/Rumbling Slum(GPT)》
3《ブリキ通りの悪党/Tin Street Hooligan(GPT)》
1《ゴルガリの墓トロール/Golgari Grave-Troll(RAV)》

スペル(18)
4《黒焦げ/Char(RAV)》
4《火山の鎚/Volcanic Hammer(9ED)》
4《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte(BOK)》
3《腐れ蔦の外套/Moldervine Cloak(RAV)》
3《香杉の源獣/Genju of the Cedars(BOK)》

土地(22)
4《カープルーザンの森/Karplusan Forest(9ED)》
4《踏み鳴らされる地/Stomping Ground(GPT)》
1《海の中心、御心/Mikokoro, Center of the Sea(SOK)》
1《嘆きの井戸、未練/Miren, the Moaning Well(SOK)》
7《森/Forest(9ED)》
5《山/Mountain(9ED)》

主力を低マナ域によせてよりスピーディーな展開が出来るかたちのステロイドです。またの名をアドヴァンテージに走ったステロイドでしょうか。《ゴルガリの墓トロール/Golgari Grave-Troll(RAV)》なんて6/6あれば場の制圧が可能です。因みにこのリストは昨日の記事も含めたタイプですね。対白緑や生物メタ型のコントロールに対抗するためのデッキですね。

けちやトロンなどにより優位になるには《ブリキ通りの悪党/Tin Street Hooligan(GPT)》を《世慣れたドライアド/Dryad Sophisticate(GPT)》にしたり、《香杉の源獣/Genju of the Cedars(BOK)》を《尖塔の源獣/Genju of the Spires(BOK)》にしたり、《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte(BOK)》減らして《血の手の炎/Flames of the Blood Hand(BOK)》を入れたりと変わってきます。

だいたいこんなところですかね。微調整は各自ってことで今日のぶんは終わりにします。

じゃ、また。

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